横浜・関内の持ち帰りいなり寿司 泉平(いずへい)

 横浜のJR京浜東北線・根岸線 関内駅は、馬車道(ばしゃみち)、伊勢佐木町(いせさきちょう)という昔ながらの雰囲気が残るエリアの最寄り駅です。
 その中の馬車道の入り口にあたる交差点に面しているのが 持ち帰りいなり寿司の泉平(いずへい)です。

創業天保十年の老舗すし店

 店舗の看板には「創業 天保十年」と掲げられています。西暦にすると1839年、180年近く続く老舗ということになります。泉平のウェブサイト(http://izuhei.net)によると、初代・泉屋平佐衛門が横浜で江戸前寿司の屋台を開き、その後、二代目がいなり寿司を始めたとされています。店名の「泉平(いずへい)」は、創業者の名前に由来するようです。

お店の看板商品は細長い「泉平のいなり寿司」

 扱っているのは、いなり寿司、かんぴょう巻き、中巻き、鯵の押し寿司など。
 その中でもお店の名物であるいなり寿司は細長いのが特徴です。普通のいなり寿司は油揚げで包んだまま出しますが、「泉平のいなり寿司」は細長すぎるため、折り詰めに詰める際に縦を二つに切って詰めています。お皿に盛りつけると、のり巻きのように、ごはんの断面が見えます。いなり寿司を包む油揚げは、しょう油、水、砂糖、ザラメを秘伝の手法でコクを出した元汁で煮詰められており、食べた時にその甘みのある風味が口のなかに広がります。

折り詰め「まぜ」はいなり寿司とかんぴょう巻きのセット

 もう一つ、泉平で特徴的なのが「まぜ」という折り詰め。一般に助六寿司と言えば、いなり寿司と太巻きが入っていますが、泉平の「まぜ」はいなり寿司とかんぴょう巻きのセット。いなり寿司は2本分(4切れ)、かんぴょう巻きは1本分(4切れ)が入っています。「大まぜ」はかんぴょう巻きがもう1本入り、いなり寿司4切れとかんぴょう巻き8切れのセットになっています。
 また、泉平で扱っているのは太巻きではなくて「中巻き」。卵焼き、かんぴょう、でんぶ、きゅうりが入っています。折り詰めの「お好み」はいなり寿司、中巻き、かんぴょう巻きがそれぞれ2切れずつ入っており、少しずついろいろと楽しみたいときに向いています。
 家庭で泉平のいなり寿司を作れるようにと、油揚げも分けてもらえます。パックにすし酢も入っている「味付けいなりあげ」として販売されています。

横浜・馬車道の入り口交差点に面しているのが泉平本店

 馬車道入り口の交差点角に斜めに面して建つのが、泉平 馬車道本店です。職人さんが道路に向かって作業しており、ガラス越しにいなり寿司や巻物を作る様子がうかがえます。
 販売窓口は向かって左側です。本店での支払いは現金のみで、クレジットカードや交通系カードは扱っていませんので、ご注意ください。
 なお、JR横浜駅東口のそごう横浜店地下2階の食品売り場には常設店があり、こちらではクレジットカードや交通系カードでのお支払いができます。関内まで行く時間がないという場合はこちらが便利です。

(2025年11月19日)