プリン総合研究所 ー「湘南本部」はJR藤沢駅のコンコース階にありました

 JR藤沢駅に立ち寄った時の一シーンです。

 改札ゲートの北側にあった店舗でした。駅のこの辺りは人の流れがあって、いつもはつい通り過ぎてしまうのですが、この時は大きなポスターに気がつきました。鎌倉の銘菓「半月」を扱っている鎌倉五郎本店もありますが、隣の大きなポスターが気になります。

『プリン総合研究所』

 やはり、気になる名前です。

 冷蔵のショーケースの中段に入っていたのは左側から「バニラ」「キャラメル」「湘南みかん」「さっぱりミルク」「濃厚カスタード」「メープル」の6種類。

 私の想像では基本商品は「さっぱりミルク」でしたが、お店の人に聞いたところ、ベースは「濃厚カスタード」とのことでした。予想は外れていました。カスタードを基に「バニラ」にはバニラビーンズを散りばめ、「メープル」は名前の通り香りが際立つメープルシロップをかけているということでした。日替わりで商品を入れ替えており、ジャムを使った商品として、この日は「湘南みかん」が並んでいました。別の日にやってきても、また違う楽しみがありそうです。

 中段の瓶の商品に比べて気がつきにくかったのですが、上段にあったのは、ひっくり返してお皿に取り出しやすいように上部が少し広がった容器に入った商品でした。左から「ほうじ茶」「ミルク」「バニラ」「カスタード」で、ミルクはこの時、品切れでした。

 お店の人によると、新幹線で名古屋、大阪方面に帰る人がおみやげで買っていくことも多く、保冷剤を用意しているということでした。

 私は、お店の人に勧められた「濃厚カスタード」と自分の好みで「メープル」を選びました。ウェブサイトによると、所長と助手が長崎に行き「太陽の卵」に出会い、カナダに行って「メープルシロップ」を得てプリンを作ることを思いついたとあります。やはり「メープル」は外せない商品でした。瓶入りの商品を紙袋に入れて渡してくれました。袋のイラストはスタンプで押され、少しかすれているのも味わいがあります。

『プリン総合研究所』は、ウェブサイトによると東京・横浜の有名百貨店でデパ地下に出店していますが、JR藤沢駅のこの場所が「湘南本部」ということです。藤沢に来たら、立ち寄ってみるのもいいと思います。

 

  プリン総合研究所のウェブサイト → https://www.info-climbing2003.com/

 JR藤沢駅は東海道線(JR上野東京ライン)で東京駅から約50分の距離。湘南新宿ラインを使えば、池袋駅、新宿駅、渋谷駅から乗り換えなしでやってくることもできます。東急線が相鉄線と乗り入れるようになり、小田急線の大和駅や湘南台駅で乗り換えてもよく、ルートの選択肢はいろいろあります。どこからスタートするかや、乗り換えの時刻を考慮してルートを選べます。鎌倉と藤沢の間を江ノ電が走っていますので、鎌倉散策の帰りに寄ってみるのもいいかもしれません。

(2025年11月3日)