2024年9月に経営統合し、アラスカ航空グループの傘下に入ったハワイアン航空は、ハワイの現地時間2025年10月29日0時11分(日本時間19日午後7時11分)に、管制官などとの交信に使うコールサインをこれまでの「HAWAIIAN」から「ALASKA」へ変更しました。
これはアラスカ航空がFAA(米国連邦航空局、Federal Aviation Administration)から統一運航証明書(Single Operating Certificate、SOC)を取得し、「ハワイアン航空」と「アラスカ航空」の2つの航空ブランドを一つの運営主体で運航できることになったためです。
今回のコールサイン変更に先立ち、10月26日にはハワイアン航空のフライト番号を800番から1299番に再編する作業が開始されました。共通のシステムで管理できるようにするためです。
そして、来年2026年4月にはIATAコードの「HA」を「AS」に変更する計画です。
現在、日本とハワイを結ぶハワイアン航空便は、羽田空港・ホノルル便、関西国際空港・ホノルル便、福岡空港・ホノルル便の3路線です。羽田便が2往復ですので、合計4往復、8便が運航されています。
それぞれの運航便と便名は次のとおり
HA864 羽田→ホノルル
HA863 ホノルル→羽田
HA458 羽田→ホノルル
HA457 ホノルル→羽田
HA450 関西→ホノルル
HA449 ホノルル→関西
HA828 福岡→ホノルル
HA827 ホノルル→福岡
(※このうち福岡・ホノルルのHA828、HA827は11月から運休される予定)
今後、羽田・ホノルルのHA458、HA457、関西・ホノルルのHA450、HA449の便名が変更される可能性があります。現地報道などによると再編とありますので、それ以外の800番台の便名も変わるかもしれません。
2026年4月以降、正式な便名の上位2文字が「AS」となります。
プレスリリースでは「ハワイアン航空」のブランドを維持するともありますので、ハワイアン航空の予約ページなどでどこまで、どのように変更されるかは今後明らかになるものと思われます。少なくとも、民間による航空機追跡アプリ「Flightradar24」などでは来年のある時期から、例えば羽田発ホノルル便の「HA864」は「AS864」などと表示されることになりそうです。
(2025年10月29日)