「札幌農学校」の『北海道ミルククッキー』 ー 羽田空港の北海道どさんこプラザで

 羽田空港で見つけたお菓子です。第1ターミナルお土産売り場の一角にあったワゴン台に置かれていた「札幌農学校」の『北海道ミルククッキー』でした。

 第1ターミナル出発ロビー(2階)の中央近くに北海道のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」があります。プラザはコーナー部分にあり、JALカウンター側の通路沿いには別の商品が並んでいて、お店の横にあったワゴン台は目立ちません。それでもこの「札幌農学校」というネーミングは北海道のイメージに結び付いて惹かれるものがあります。北海道大学認定とあるブランド名は印象的です。

 開けてみると、サイズが縦約7センチ、横約4センチの小判型の、薄い焼き色のクッキーでした。サクッとした軽い食感の、優しい甘さのクッキーです。ただ、何枚かは少し割れていました。私が買ったものだけのことかもしれませんが、ちょっと繊細な商品のようです。持ち帰りは丁寧に扱ったほうがよさそうです。また、個別包装がかためで、袋を開けるときに割れてしまうこともありました。ちょっとしたテクニックが必要です。

 繊細なクッキーと言えば、ヨックモックの『フルール・フルール』を思い出します。ヨックモックの代表的なシガールと同じ生地をポテトチップのように軽く湾曲させただけの商品です。葉巻型に巻き上げてはいないので割れやすいのです。丸い缶の中に柔らかいプラスチック製の中敷きを、衝撃をやわらげるように入れ、その上に商品が置かれています。通信販売は行わず、取り扱っているのも有名百貨店の数店舗だけです。店員さんが注意点を説明しながら丁寧に紙袋に入れて販売しています。

 高級なお菓子であれば、そこまで配慮がなされるのでしょうが、お土産品であれば、これくらいがちょうどよいのかもしれません。多少割れていても、それもまたご愛嬌ですし、おしゃべりのネタにもなりそうです。

 北海道どさんこプラザは羽田空港第1ターミナル2階の出発ロビー、お土産物店が並ぶ側の中央付近にありました。他に「3種の焼きチーズクッキー」「開拓の詩 3枚重ねチョコかけクッキー」などもありました。

(2025年10月9日)